1. 共通事項
- ボックス類は、造営材などに堅固に取り付けること。
点検ができない場所への設置は不可とする。 - 管の曲げに関する基準:
・曲げ半径:管内径の6倍以上
・曲げ角度:1箇所あたり90度以内
・1区間の屈折:4箇所以下・合計270度以内
※ただし、内径22mm以下でやむを得ない場合は、監督員の承諾により緩和が可能
2. 露出配管
- サドル・クリップ・ハンガ等による支持間隔は1.5m以下とする
特に以下の箇所では必ず固定する:
・接続点の両側
・ボックス接続部
・管端部 - 配管ルートは、壁面や支持金物に沿って整然に敷設する
- 貫通部では、建物の構造・強度に支障が出ないよう配慮する
3. 埋込配管(コンクリート内)
- 配管は1.5m以下の間隔で、バインド線または専用支持金具により鉄筋に結束し、コンクリート打設時のずれを防止する
- 配管の埋込みや貫通は、構造に悪影響を与えないように注意する
4. 管の接続
(1) 同種管同士の接続
- 硬質管(例:VE管):TSカップリング+接着剤で接続
- 可とう管(PF、CD管):適合カップリングで接続
(2) ボックス等との接続
- コネクタまたはハブ付きボックスを使用し、規定に準拠すること
(3) 異種管(金属管等)との接続
- 接続にはボックスまたは適合カップリングを用いる
(4) 伸縮対策
- 直線部が10mを超える、または温度差が想定される場所では、伸縮カップリングを使用すること
- 管の支持方法にも、熱伸縮による変位を考慮する
(5) 湿気・防水対策
- 水気の多い場所では、接続部に防湿・防水処理を施すこと
コメント